どうも!ぼんたつです!
せっかく旅行の計画を立てていたのに急遽、旅行をキャンセルしなくてはならなくなったことはありませんか?
ただでさえ旅行に行けなくて悲しいのに、キャンセル料がかかるなんてケースもあり、気分は落ち込むばかり…
ですが、場合によってはキャンセル料を支払わずに済むケースがあることはご存じでしょうか?
今回は、ANAの航空券のキャンセル料やキャンセル方法、キャンセル料を支払わずに済むケースなどを詳しく解説します!
急にキャンセルしなきゃいけなくなった…。キャンセル料が少しでも安くならないかな?
【ケース別】ANAの航空券キャンセル料について
まず、ANAの場合、予約便の出発前までに変更や払い戻し手続きが必要となります。予約変更できるチケットであっても振替はできず、払い戻ししかできません。
連絡をしない場合、いわゆる「ノーショー(No show)」となり、格安チケットの場合、払い戻しは難しいと思ったほうがよいでしょう。
そのためにも、キャンセルする場合には必ず出発前までに連絡することが必要です。
後述しますが、病気などで突発的に行けなくなってしまった場合は救済措置があります。
出発時間を過ぎてしまってもANAに相談してみる価値はありますので、あきらめずにANAに連絡をしてみて下さい。
国内線のキャンセル料
まず返金額について、国内線の場合には以下のような計算式になります。
返金額 = 支払額 - (①払戻手数料 + ②取消手数料)
まず、①の払戻手数料について
国内線の航空券のキャンセルの場合、払い戻しの際に払戻手数料が必ずかかってしまい、1区間につき、440円かかることになっています。
往復になると880円かかるわけですが、次のチケットは往復440円となっています。
- プレミアムビジネスきっぷ
- ビジネスきっぷ
- ANA VALUE TRANSIT
- ANA VALUE TRANSIT 7
- ANA VALUE TRANSIT 28
また、次のチケットは払戻手数料がかかりません。
- 個人包括旅行運賃
- プレミアムBiz*
- Biz*
払い戻しするときの手数料だね。次の取消手数料にプラスされるイメージだよ。
次に、②取消手数料ですが、こちらもチケットと取消時期によって手数料が分かれてきます。
- ANA SUPER VALUE PREMIUM 28
- ANA SUPER VALUE 75、55、45、28、21
- ANA SUPER VALUE SALE
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~搭乗日55日前 | 取消手数料はかかりません ※払戻手数料はかかります |
搭乗日54日前~搭乗日45日前 | 運賃の約30%相当額 |
搭乗日44日前~搭乗日28日前 | 運賃の約40%相当額 |
搭乗日27日前~搭乗日14日前 | 運賃の約50%相当額 |
搭乗日13日前~出発時刻前 | 運賃の約60%相当額 |
出発時刻以降 | 運賃額の100% |
これを例えば5万円の航空券を購入し、出発時刻前までにキャンセルした場合の返金額を先ほどの計算式に当てはめると以下のとおりになります。
返金額 = 支払額 50,000円 - (払戻手数料440円 + 取消手数料 50,000円×60%)
返金額 = 19,560円 となり、およそ40%程度が返金されることとなります。
当日キャンセルでも出発時刻前であれば、40%は返ってくるのはありがたいね。
次のチケットですが
- ANA VALUE PREMIUM 3
- ANA VALUE 1、3、7
- ANA VALUE TRANSIT、7、28
- スマートシニア空割
- スマートU25
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~出発時刻前 | 運賃の約5%相当額 |
出発時刻以降 | 運賃額の100% |
こちらは出発時刻前までであれば、取消手数料は5%。つまりほとんどが返金されるチケットとなっています。
次は、出発時刻前までにキャンセルをすれば取消手数料が掛からないチケットです。
- プレミアム運賃・プレミアム障がい者割引運賃・プレミアム株主優待割引運賃・プレミアムビジネスきっぷ・プレミアムBiz・ANA FLEX・ビジネスきっぷ・障がい者割引運賃・株主優待割引運賃・Biz・アイきっぷ・介護割引・プレミアム小児運賃・プレミアム小児株主優待割引運賃・小児運賃・小児株主優待割引運賃
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~出発時刻前 | 取消手数料はかかりません ※払戻手数料はかかります |
出発時刻以降 | 運賃の約20%相当額 |
取消手数料はかかりませんし、出発時刻後であっても運賃額の20%が返ってくるのでかなり便利なチケットです。
その代わりもともとのチケット代が高額な場合が多いため、突発的なキャンセルの可能性がある場合にはありがたいですが、通常はなかなか選択しづらいチケットです。
最後はこちらのチケット
- いっしょにマイル割
このいっしょにマイル割はマイレージ会員は10,000マイルで、ほかの旅行者2~4名までは現金往復19,400円~36,600円で利用できる便利なチケットです。
ハイシーズンなど航空券の料金が高くなりがちな時でも比較的低価格で設定されているので、マイルが少ないときや特典航空券が取れないときなどにお勧めのチケットです。
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~出発時刻前 | 運賃の約50%相当額 |
出発時刻以降 | 払い戻しできません |
こちらは購入後すぐにキャンセルしても50%の取消手数料が掛かってきてしまうチケットですので注意が必要です。
また、マイレージ会員の10,000マイルの払戻はありませんので注意が必要です。
変更・払い戻し(国内線)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/reservation/refund/domestic/
いっしょにマイル割 運賃規則
https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/fare/domestic/guide/detail/im.html
国際線のキャンセル料
国際線のキャンセル料は国内線と違い、キャンセル日によって取消手数料が変わることはなく、一定の手数料が掛かるか、そもそも払戻しができないパターンの2つがあります。
払戻できるパターンでは、国内線では55日前までは取消手数料はかかりませんでしたが、国際線の場合、予約から出発前まで同じ手数料が掛かります。
また国際線の場合、渡航先や搭乗クラス、時期などによって手数料が大きく変わっており、国内線のように支払額の何%を返金という形ではなく、
確認した限りですが、1万円~5万円の手数料がが掛かるケースが多いです。
人気路線であるハワイのエコノミークラスをキャンセルする場合を例にしてみます。
同じエコノミークラスであっても7種類の運賃設定がされており、それぞれキャンセルの規定、予約変更の可否などが細かく変わっており、支払い料金も変わっています。
まず、Super Value(予約クラス:L)の場合には、予約変更、払い戻しともに不可となっています。
次にBasic (予約クラス:H/Q)では、予約変更の手数料は10,000円、払い戻し手数料は20,000円となっています。
また、ファーストクラスやビジネスクラスでは手数料が40,000円になっているなど搭乗クラスや券種によっても大きく変わってきてしまいますので、
こちらの運賃規則で確認することをお勧めします。
特典航空券のキャンセル料
マイルなどで購入した特典航空券のキャンセルは現金などを支払っていないため、払い戻しはどうなるのでしょうか?
マイルで購入した特典航空券についてもキャンセルの場合には、マイルが返還されることとなります。
しかしながら、通常の航空券と同様に、払戻手数料となる3,000マイルを引いたマイルの差額を払戻されることとなります。
また、払戻手数料は国内線、国際線ともに3,000マイルとなっています。
払戻手数料マイル | 1名様につき3,000マイル *1区間ずつ予約・発券された場合には、1名様1区間につき3,000マイルの払戻手数料が必要です。 *キャンペーンなど、払戻手数料マイル数が異なる場合があります。 |
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払戻方法 | 第一区間のご予約便ご出発前までにANAウェブサイトの予約詳細画面からお手続きいただくか、お電話にてご連絡ください。ANAカードファミリーマイルサービスで、家族のマイルを合算して特典交換された場合は、フォームより払い戻し手続きを承ります。 |
口座に戻るマイルの有効期間 | 特典交換の際と同じ有効期限・マイル口座グループに払い戻しいたします。 払い戻しの時点で有効期限が切れているマイルは払い戻しができません。 |
また、払い戻し時点でマイルの有効期限が切れている場合には、その分のマイルの払戻は行われないので注意が必要です。
特典航空券の場合は、国内、国際線ともに3,000マイルだからわかりやすいね!
ANA航空券はキャンセル料がかからずに払い戻しや変更ができるケースもある
これまで、キャンセルに伴う手数料などを見てきましたが、ANA航空券をキャンセルする場合、キャンセル料が掛からずに払戻や変更ができるケースがあるのはご存じでしょうか?
台風など悪天候の場合などが代表的なケースですが、病気やケガなどもキャンセル料が掛からないケースがあるのです。
病気やけがによる払い戻し
病気やけがによって予定の便に乗れなくなった場合、ANAの国内線の航空券では次の2つの対応を取ってくれます。
- ・ 予約便出発予定日から30日間以内の便への変更を承ります。
- ・ 払戻手数料・取消手数料を適用せず、全額払い戻しいたします。
なお、どちらの場合も、医師の診断書などの提出が必要となってきますので、忘れないようにしましょう。
【国内線】体調不良(病気やけが)のため、予定の便へ乗れません。どうしたらいいですか。
https://ana.force.com/jajp/s/article/answers3530ja
国際線の場合には渡航先により運賃規則が変わってきますので、ANAへ問い合わせが必要となります。
【国際線】体調不良(病気やけが)のため、予定の便へ乗れません。どうしたらいいですか。
https://ana.force.com/jajp/s/article/answers5466ja
公共交通機関の遅れ
空港へ向かうまでの公共交通機関が遅れてしまい、予約していた便に乗り遅れてしまった場合についても、予約便の変更や払い戻しの手続きをしてくれます。
この場合、運休・遅延証明書が必要となりますので必ず公共交通機関で取得するようにしましょう。
遅延の場合には、予約状況によりますが後続の便に空きがあれば予約便の変更の対応を提案してくれるケースが多いと思います。
また、遅延の場合であっても、予約便の出発前までにANAへ連絡するのがベターです。
事前に連絡をしておけば、今後の対応についてANAから案内してもらえます。空港についてから相談するよりスムーズです。
【国内線】予約便に乗り遅れそうですが、どうしたらいいですか。
https://ana.force.com/jajp/s/article/answers5114ja
なお、遅延証明書による特別対応は国内線にはANAの案内がありますが、国際線の場合にはなく、調べてみると運賃規則のキャンセル料がかかるケースが多いようです。
国際線の場合には、余裕をもって空港に着こう!
コロナ罹患によるキャンセル
これまでANAではコロナ禍における特別対応として、キャンセル料等をとらない特別対応を行っていました。
しかし、今般の状況を踏まえ、陽性者、濃厚接触者を除き、通常の取り扱いの手続きとなり、変更・払い戻しの際は所定の手数料が掛かるようになりました。
一方で、2022年11月現在、国内線、国際線ともに、新型コロナウイルスの陽性者については、陽性となったことが証明できる書面をお問い合わせフォームに添付した場合に限り、全額払い戻しすることとなっています。
なお、濃厚接触者については、国内線の場合には全額払い戻しの対象となりますが、国際線の場合にはお問い合わせフォームでの対応ができないため、ANA電話窓口への問い合わせが必要となります
また、特典航空券の場合にも同様の対応となっており、払戻手数料の3,000マイルが掛からずに払い戻しされることとなります。
払戻に当たっては、必要な書類がありますので詳細はANAのHPで確認が必要です。
【国内線】新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となり、搭乗できません(濃厚接触者含む)
https://ana.force.com/jajp/s/article/answers000022480ja
【国際線】新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となり、搭乗できません
https://ana.force.com/jajp/s/article/answers000022481ja
マイルとポイントはいろんなメリットがたくさん!
マイルとポイントを貯めるといろんなメリットがたくさんあって、使い方次第では現金の数倍の価値になる場合も!
今回のキャンセル料でも、マイルで予約した場合には数万円かかるキャンセル料も3,000マイルで済んでしまいます。
仮に4万円のキャンセル料がかかる場合には、そのマイルの価値は10倍以上にも跳ね上がります。
1ポイント=1円じゃもったいない!マイルとポイントをうまく使いこなそう!
オトクな情報は日々溢れているけど、マイルとポイントを貯める人が増えれば企業も見逃せません。
そういった人たちをターゲットに新しい活用法が増えれば、マイルとポイントはもっと楽しくなると思っています!
クレジットカードの支払いに充てているそのポイント、もっと楽しく使ってみませんか?